アプライド、米半導体法に基づく補助金受けられず=米国株個別
(NY時間10:21)(日本時間23:21)
アプライド<AMAT> 204.44(-7.76 -3.66%)
半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が下落。研究開発センターの建設計画を巡り、CHIPS法(米半導体法)に基づく補助金を受け取れないとの通告を米当局から受けた。ブルームバーグが伝えた。これは注目のプロジェクトに致命的な打撃となる。
同社はカリフォルニア州サニーベールに40億ドル規模の施設を建設するため、プログラムを通じて資金援助を受けようと1年余り前から取り組んでいた。だが、商務省の担当者は、このプロジェクトは適格ではないとの判断に基づき補助金を支給しないと決めたという。
同社は当初、商用の研究開発施設を支援するイニシアチブの活用を望んでいたが、軍用半導体を重視した別の取り組みを巡り政権と議会が対立したこともあり、商務省はこのプログラムを断念していた。
商務省関係者は、追加予算が得られれば、商用の研究開発のイニシアチブを復活させるつもりだとしているが、助成金プログラムを30億ドル増やすという最近の取り組みが議会で停滞しているため、その可能性は低いという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース