王子HDが後場下げ幅を拡大、第1四半期営業利益33%減
王子ホールディングス<3861>が後場下げ幅を拡大している。午後1時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益が145億2600万円(前年同期比33.3%減)と大幅減益となったことが嫌気されている。
円安の影響や、サイクロンの影響により停止していたニュージーランドのパンパック・フォレスト・プロダクツ社の一部復旧などの効果により、売上高は4380億9700万円(同4.2%増)と増収となった。ただ主に海外でのパルプ市況の悪化により、営業利益は減益を余儀なくされたという。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高1兆9500億円(前期比15.0%増)、営業利益950億円(同30.9%増)の従来見通しを据え置いている。