新興市場銘柄ダイジェスト:BSは逆行高、シンバイオ製薬が大幅続落
<7776> セルシード 566 +24
続伸。東京証券取引所が7月30日売買分から信用取引の臨時措置を解除したことを好感して売買が活発化しており本日も続伸している。東証は信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制を実施していた。日本証券金融も増担保金徴収措置を解除した。
<4883> モダリス 134 -9
大幅続落。8月2日受付で濡木理氏が財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出した。報告書によれば、濡木理氏のモダリス株式保有比率は6.13%から5.11%に減少。報告義務発生日は7月30日。
<3623> BS 1620 +94
逆行高、年初来高値更新。直近で特に材料は見当たらないが、本日も地合いに逆行して大幅高となっている。6月25日にSTART LANDS Inc.社とのメタバース上における決済管理機能および業務運営機能の共同検討開始発表以降、強い上昇トレンドが続いている。両社はメタバース上での各種取引に安全簡単便利な支払方法とそれに対応する請求消し込みや収納確認、与信判定等の決済関連業務と資金管理業務の効率的な対応を可能とするメタバース上の決済管理機能と業務運営機能の共同検討を行うとしている。
<9560> プログリット 1087 +15
反発。1日の取引終了後、英語コーチングサービス「プログリット」の受講価格改定を実施することを発表し、好材料視されている。価格改定日は9月1日で、受講価格は初級者ビジネス英会話TOEIC L&Rが2ヶ月435,600円から457,600円への値上げなどとなっている。英語コーチング以外のサービスの提供料金は据え置く。価格改定により、さらなるサービス品質の向上、学習コンテンツの拡充、そして運営基盤の強化を進めていくとしている。
<6039> 動物高度医療 2007 -71
大幅続落。1日の取引終了後、25年3月期第1四半期の業績を発表した。売上高は12.50億円(前年同期比31.4%増)、営業利益は1.49億円(前年同期比296.0%増)と堅調に推移しているが、地合いの悪さで売りが優勢となっている。既存病院では順調に獣医師の採用が進み診療受入能力が向上したことにより、診療数が大幅に増加した。画像診断サービスの検査件数も健康管理機器レンタル・販売サービスにおけるレンタル数・販売数も、営業活動の強化や関係強化施策の継続により前年同期より増加した。
<4582> シンバイオ製薬 247 -23
大幅続落。1日の取引終了後、24年12月期第2四半期の業績を発表し、これを嫌気した売りが出ている。営業損失は17.19億円(前年同期は営業損失0.49億円)、経常損失は14.81億円(前年同期は経常利益0.66億円)、と赤字幅が拡大した。後発品の浸食が少しずつ進行している一方で、ベンダムスチン治療中もしくは治療後に感染の遷延や重症化を引き起こす可能性を懸念し処方が控えられていた状況は少しずつ緩和されてきており、修正された業績予想に対して計画通りに進んでいる状況であるとした。
《ST》