任天堂の第1四半期営業利益は71%減
任天堂<7974>がこの日の取引終了後、第1四半期(4~6月)連結決算を発表しており、営業利益は545億1000万円(前年同期比70.6%減)となった。「ニンテンドースイッチ」のハードウェア及びソフトウェアの販売数量が前年同期を下回ったことなどが響いた。
売上高は2466億3800万円(同46.5%減)だった。為替レートが円安に推移したものの、ニンテンドースイッチのハード販売台数が前年同期比46.3%減の210万台となったほか、ソフトウェア販売本数が同41.3%減の3064万本に減少したことが響いた。前期第1四半期は映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の公開によるゲーム専用機ビジネスの活性化や、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の発売などがあったが、今期はこうした特殊要因がなく、またニンテンドースイッチが発売から8年目を迎えていることも響いた。なお、最終利益は為替差益の減少などにより809億5400万円(同55.3%減)だった。
25年3月期通期業績予想は、売上高1兆3500億円(前期比19.3%減)、営業利益4000億円(同24.4%減)、純利益3000億円(同38.9%減)の従来見通しを据え置いている。また、「ニンテンドースイッチ」の販売計画も、ハードが前期比14.0%減の1350万台、ソフトが同17.4%減の1億6500万本で据え置いている。
最終更新日:2024年08月02日 17時03分