米大手銀ストラテジスト、FRBの最初の利下げで株を売るべき
米大手銀のストラテジストは、米景気後退が深刻化する可能性が高まっているとし、FRBの最初の利下げで株を売るべきだとアドバイスしている。
ハードランディングへのリスクは、コンセンサスが「ソフトランディング」あるいは「ノーランディング」との見方を示している現在、明らかに高まっているという。
弱い数字となった前日のISM製造業景気指数は、米雇用統計の非農業部門雇用者数(NFP)と方向的に高い相関が見られる。ISM製造業景況指数が50を下回る縮小領域にありながら、NFPがプラスを維持したのは、1984年から1986年の間だけだという。
一方、リスク資産はFRBの利下げを極端に先取りしており、S&P500は過去9カ月で32%上昇している。1970年以来、FRBが最初の利下げを行った過去12回の平均上昇率は僅か2%で、それと比較すると上昇率は大きいとも指摘した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース