【市場反応】米雇用統計、予想下回り9月FOMCで50BP利下げ観測も、ドル売り加速

市況
2024年8月2日 22時40分

米7月雇用統計で失業率は4.3%と、予想外に6月4.1%から上昇し、21年10月来で最高となった。非農業部門雇用者数は前月比+11.4万人と、伸びは6月+17.9万人から鈍化し4月来で最低の伸び。6月分は+17.9万人と+20.6万人から下方修正。5月分と6月分2カ月で2.9万の下方修正となった。

また、7月平均時給は前年比+3.6%と、6月+3.8%から予想以上に伸びが鈍化。21年5月来で最低の伸びとなった。不完全雇用率(U6)は7.8%と7.4%から上昇し21年10月来で最高。労働参加率は62.7%と、予想外に62.6%から上昇し4月来で最高となった。

雇用統計が労働市場の減速を示し、一部では9月連邦公開市場委員会(FOMC)での50BP利下げ観測も強まった。10年債利回りも年初来で最低に達した。ドル売りも加速し、ドル・円は149円11銭から147円03銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0830ドルから1.0900ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2738ドルから1.2827ドルまで上昇。

【経済指標】

・米・7月失業率:4.3%(予想:4.1%、6月:4.1%)

・米・7月非農業部門雇用者数:+11.4万人(予想:+17.5万人、6月:+17.9万人←+20.6万人)

・米・7月平均時給:前年比+3.6%(予想:+3.7%、6月:+3.8%←+3.9%)

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.