NY株式:NYダウは610ドル安、雇用統計で景気減速懸念が強まる

市況
2024年8月3日 5時44分

米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は610.71ドル安の39,737.26ドル、ナスダックは417.98ポイント安の16,776.16で取引を終了した。

7月雇用統計が予想を下回り、景気減速懸念に寄り付き後、下落。景気後退懸念も浮上し売りに拍車がかかり、終日軟調に推移した。一部ハイテク企業の決算も振るわず相場は終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別では、家庭・パーソナル用品が上昇した一方、小売や銀行が下落した。

消費財メーカーのクロロックス(CLX)は四半期決算で調整後の1株当たり利益や通期予想がアナリスト予想を上回り、上昇。同業のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)やコルゲート・パルモリーブ(CL)も連れて買われた。

携帯端末のアップル(AAPL)は第2四半期決算で、アイフォーンの強い売り上げやサービス事業の伸びが全体を押し上げ増収増益となったほか見通しも好感され、上昇。一方、オンライン小売のアマゾン(AMZN)は四半期決算で小売りが弱く売上高が予想を下回ったほか、見通しも冴えず、下落。石油会社のシェブロン(CVX)は第2四半期決算の調整後1株当たり利益が予想を下回り、売られた。半導体のインテル(INTC)は昨日取引終了後に発表した四半期決算で弱い見通しや15%人員削減と配当一時停止計画を嫌気した売りが継続。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は30手前まで大幅上昇し、昨年3月来の高水準となった。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.