クラウドWがS高カイ気配、第3四半期大幅増収増益と初配当、記念株主優待を好感
クラウドワークス<3900>がカイ気配スタートとなっている。前週末2日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年10月~24年6月)連結決算が、売上高124億900万円(前年同期比28.1%増)、営業利益10億7000万円(同30.4%増)と大幅な増収増益となったことが好感されている。
主力のマッチング事業で、取引額の総額を示すGMV(流通取引総額)が205億9850万8000円(同21.6%増)と増加したことが業績押し上げに貢献した。また、ビジネス向けSaaS事業で従業員の工数を可視化する生産性向上SaaS「クラウドログ」の導入が大企業や成長企業を中心に進んだほか、4月にAI techを子会社化したことも寄与した。なお、24年9月期通期業績予想は、売上高158億6000万円(前期比20.1%増)、営業利益12億7000万円(同10.1%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、期末配当で18円の初配当を実施すると発表。また、24年12月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、一律1万5000円分のQUOカードを贈呈する上場10周年記念株主優待を実施すると発表しており、これらも好材料視されている。