注目銘柄ダイジェスト(前場):日本光電、アバントG、JMDCなど

市況
2024年8月5日 11時43分

日本光電<6849>:1684.5円(-411円)

大幅続落。先週末に第1四半期決算を発表、営業損益は12億円の赤字転落となり、上半期予想は従来の70億円から30億円、前年同期比59.9%減に下方修正している。国内や海外ともに、想定より予算執行が下期偏重にあることのほか、中国が引き続き低調に推移しているもよう。とりわけ、国内売上高の減収転換にはネガティブな見方。通期予想は据え置いているものの、達成のハードルは高いとの見方が優勢にも。

東精密<7729>:7153円 ウ -

ストップ安売り気配。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は40.8億円で前年同期比3.9%減となり、市場予想から10億円程度下振れ。新たに25年3月期通期見通しを公表しているが、営業利益は270億円で前期比6.7%増としている。市場コンセンサスは320億円程度であったとみられ、大幅な下振れの形となる。なお、民生向けが回復しない前提でのガイダンスとしており、保守的な要素は強いとみられる。

アバントG<3836>:1452円(+231円)

大幅反発。先週末に24年6月期の決算を発表、営業利益は41億円で前期比24.6%増となり、従来予想の38.5億円を上振れる着地に。第3四半期までの営業増益率は5.3%にとどまっていた。25年6月期は49億円で前期比19.5%増の見通し。受注残の順調な積み上がりなどによる売上増を見込んでいる。また、年間配当金は前期比6円増となる25円を計画している。

JMDC<4483>:3200円(+187円)

大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は10.9億円で前年同期比57.2%の大幅減益となったが、前年同期には子会社譲渡及び子会社役員退職慰労引当金の戻入益が計上されており、その影響を除いたベースでは20%増となっている。また、今回は上半期の業績見通しを公表、7-9月期営業利益は17.1億円で同62%の増益見通しとなっている。順調な収益成長の確認で評価が高まる展開へ。

ラインヤフー<4689>:370円(+19.4円)

大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は1068億円で前年同期比79.8%増となっている。子会社の支配喪失に伴う利益が計上されているが、それを除いてもコンセンサスを上回る着地になる形。また、TOBによる自社株買いも発表、発行済み株式数の5.06%に当たる3億8659万7939株、1500億円を取得する。買付価格は388円で買い付け期間は8月5日から9月2日まで。

タスキHD<166A>:581円(-31円)

続落。2日の取引終了後、24年9月期通期業績予想の上方修正を発表したが、地合いの悪さに押され売りが先行している。売上高を従来予想の440億円から471億円(7.0%増)へ、経常利益を40億円から45億円(12.5%増)へ上方修正した。最近の業績等の動向を踏まえつつ、オーラの連結子会社化による売上高や各段階利益への影響を織り込み、業績予想を修正したとしている。

PBシステムズ<4447>:541円(-27円)

続落、年初来安値更新。2日の取引終了後、主力事業であるセキュアクラウドシステム事業の大型受注を発表したが、地合いの悪さで売りに押されている。受注金額は約11.76億円で、受注内容は特定の業界に特化した業務用ソフトウェアをインターネット経由で利用するSaaS用プライベートクラウド基盤に、約3万人の新たな利用者を収容するための追加構築となる。24年9月期から25年9月期にかけて売上計上予定だが、受注金額の大半は24年9月期第4四半期に売上計上の見込みとしている。

クラウドW<3900>:1089円(+150円)

ストップ高買い気配。2日の取引終了後、24年9月期配当予想の修正を発表し、好材料視されている。期末配当なしから今期初配当18円に修正した。事業の順調な成長及び財政基盤の安定化を踏まえ、将来の成長のための投資実行をしながらも株主に利益還元できる企業体質が一定程度整ったと判断し、創業以来初の配当を実施するとしている。また、上場10周年記念株主優待を実施し、24年12月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、保有期間に関係なく1万5000円分のQUOカードを贈呈する。

《ST》

提供:フィスコ

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