AMCが決算受け下落 米国での動員数が予想下回る=米国株個別

材料
2024年8月5日 22時44分

(NY時間09:42)(日本時間22:42)

AMC<AMC> 4.72(-0.22 -4.41%)

映画館運営のAMCエンターテインメント<AMC>が下落。先週末引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株損益の赤字は予想ほど膨らまず、EBITDAも予想を上回っていた。

株価は冴えない反応。全体相場が下落していることもあるが、観客動員数は25%減少し、米国での動員数が予想を下回った。

アナリストは、次のように述べている。同社はパンデミックの影響からまだ回復しておらず、43億ドルの債務負担が重荷となっている。ミーム株の熱狂で株式を売却し、2023年のハリウッド・ストライキの後も同社は流動性を強化した。興行収入が回復する中、リファイナンス取引で債務圧縮は進んでいる。

大作のプレミア上映の増加で、同社は下半期と来年の観客動員数の増加を見込んでいる。客単価はパンデミック前の水準から40%超上昇し、利益率に寄与しているが、フリーキャッシュフロー(FCF)は依然として黒字にはなっていない。

(4-6月・第2四半期)

・1株損益(調整後):-0.43ドル(予想:-0.50ドル)

・売上高:10.3億ドル 24%減(予想:10.3億ドル)

・入場料:5.64億ドル(予想:5.87億ドル)

・飲食:3.67億ドル(予想:3.81億ドル)

・その他劇場:9910万ドル(予想:9400万ドル)

・連結観客動員数:5010万人(前年比25%減)

米国:3649万人(予想:3704万人)

海外:1352万人(予想:1272万人)

・EBITDA(調整後):2940万ドル(予想:1700万ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):0.67~0.75ドル(予想:0.72ドル)

・売上高:4~6%増

・EBITDA(調整後):4~6%増

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.