長瀬産がS高カイ気配、4~6月期経常利益49%増で通期計画比進捗率31%
長瀬産業<8012>がストップ高の水準となる前営業日比500円高の3029円でカイ気配となっている。5日の取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比6.8%増の2392億100万円、経常利益は同49.2%増の109億4900万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は31%に上り、好発進となったことを受けて買い戻しが入ったようだ。物流コストや人件費が上昇しながらも、国内では半導体用途の変性エポキシ樹脂関連や原材料の販売が増加した。海外では円安の影響に加えて、食品素材販売や樹脂販売の収益性が改善し、利益を押し上げた。