東京株式(前引け)=急反発、暴落の反動でリバウンド局面に
6日前引けの日経平均株価は前営業日比2957円90銭高の3万4416円32銭と急反発。前場のプライム市場の売買高概算は17億6850万株、売買代金概算は3兆8435億円。値上がり銘柄数は1581、対して値下がり銘柄数は48、変わらずは9銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前日までの急落の反動で日経平均株価は大幅反発に転じた。一時3400円を超える上昇をみせ3万5000円台回復まであと一歩の水準まで上値を伸ばす場面があった。前引け時点でも3000円近い上昇をみせている。前日に日経平均はブラックマンデー時を上回る過去最大の下げ幅を記録したが、きょうは空売り買い戻しや押し目買いが活発化しリバウンド局面に移行した。前日までの3営業日合計で日経平均は7600円以上も下落していたこともあり、戻り足も大きくなった。全体の97%の銘柄が上昇、売買代金も3兆8000億円台と高水準に膨らんだ。
個別では売買代金2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が高く、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>など半導体主力株も値を飛ばした。トヨタ自動車<7203>が買われ、ソフトバンクグループ<9984>も上げも目立つ。東京海上ホールディングス<8766>はストップ高カイ気配。このほかキッコーマン<2801>が急騰した。半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>が売られたほか、JFEホールディングス<5411>も軟調。味の素<2802>、東京精密<7729>が大幅安となった。ポーラ・オルビスホールディングス<4927>も安い。