シノブフズが上げ幅を拡大、50万株を上限とする自社株買いを実施へ
シノブフーズ<2903>が後場上げ幅を拡大している。午後2時ごろ、上限を50万株(発行済み株数の4.06%)、または5億5000万円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。取得期間は8月7日から来年3月31日までで、資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高139億4100万円(前年同期比5.1%増)、営業利益6億1600万円(同0.3%増)、純利益4億6400万円(同1.3%増)だった。
量販店向けが堅調に推移したほか、生協向け夕食宅配弁当やカフェチェーン向け商品の取引も順調に推移した。一方で、多品目にわたる原材料価格上昇や労働コストの増加、エネルギー価格の高騰などが利益を圧迫した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高560億円(前期比2.1%増)、営業利益24億8000万円(同4.7%増)、純利益17億円(同45.6%増)の従来見通しを据え置いている。