ダウ先物は反発 日本株反発でひとまず落ち着き取り戻す=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:57)(日本時間21:57)
ダウ先物 38993(+145.00 +0.36%)
S&P500 5240.00(+22.50 +0.42%)
ナスダック100先物 18092.00(+78.75 +0.42%)
米株価指数先物市場でダウ先物が反発し、S&P500やナスダック100も反発している。ひとまず市場は落ち着きを取り戻しているようだ。世界同時株安の中、米株式市場も約2年ぶりの最悪を記録したが、本日はその動きが一服している。歴史的な暴落をした日本株が急反発したことも一服感に繋がっている模様。
ストラテジストは「株式市場は昨年秋以来の力強い上昇後、バリュエーション、センチメント、ポジショニングは伸び悩んでいた。いま市場が経験しているのは、これまでの強気のポジショニングの巻き戻しだ」と述べている。
ただ、見方は分かれている。高バリュエーションと高値を達成した市場において、前日までで調整売りは終わったとの楽観的な見方の半面、この痛みはまだ続くとの警告も出ている。
「底値がついたと言うのは時期尚早。ダメージは大きく、修復には時間がかかりそうだ。しかし、ポジティブ・サプライズに対する市場のハードルは低く再設定され、それに伴ってリスク・リワードも徐々に改善されつつあるようだ」との指摘も出ている。
キャタピラー<CAT>が時間外で上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。販売台数は減少したものの、好調な価格に助けられた。
配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、EBITDAが予想を上回ったほか、グロスブッキングも予想を上回った。
マーケティング・ソリューションを手掛けるズームインフォ・テクノロジーズ<ZI>が時間外で大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを下方修正したほか、第3四半期についても予想を下回る見通しを示した。
電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が時間外で上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、EBITDAの赤字は予想以上に膨らんだものの、売上高が予想を上回ったほか、出荷台数も予想を上回った。
(NY時間09:07)(日本時間22:07)時間外
キャタピラー<CAT> 322.25(+5.45 +1.72%)
ウーバー<UBER> 63.50(+5.02 +8.58%)
ルーシッド<LCID> 3.28(+0.28 +9.33%)
ズームインフォ<ZI> 8.75(-1.05 -10.71%)
アップル<AAPL> 206.12(-3.15 -1.51%)
マイクロソフト<MSFT> 398.00(+2.85 +0.72%)
アマゾン<AMZN> 161.23(+0.21 +0.13%)
アルファベット<GOOG> 161.60(+0.96 +0.60%)
テスラ<TSLA> 201.81(+2.93 +1.47%)
メタ<META> 479.00(+3.27 +0.69%)
エヌビディア<NVDA> 102.80(+2.35 +2.34%)
AMD<AMD> 135.34(+0.52 +0.39%)
イーライリリー<LLY> 789.99(+14.73 +1.90%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース