ウーバーが決算受け上昇 配車と食品宅配が好調=米国株個別
(NY時間10:03)(日本時間23:03)
ウーバー<UBER> 62.55(+4.07 +6.96%)
配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、EBITDAが予想を上回ったほか、グロスブッキングも予想を上回った。配車と食品宅配サービスが好調を維持していることが示された。とりわけ中南米とアジア太平洋地域を中心にライドシェア事業が予想以上に伸びたことが全体を押し上げた。
テスラがロボタクシーに関する発表をして以降、同社の長期的な成長見通しに懸念の声が上がっていた。それに対して同社は、当四半期の自動運転車の利用が1年前の6倍に増えたと強調している。また、アリゾナ州フェニックスでのライドシェアや食品宅配に関するアルファベット傘下ウェイモとの提携など10件のパートナーシップが寄与した。
ただ、第3四半期のグロスブッキングについては予想を下回る見通しを示している。ドル高で4億ドル余りの逆風が予想されると説明した。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.47ドル(予想:0.39ドル)
・グロスブッキング:399.5億ドル(予想:397.1億ドル)
モビリティ:205.5億ドル 23%増(予想:203.5億ドル)
デリバリー:181.3億ドル 16%増(予想180.9億ドル)
貨物:12.7億ドル(予想12.7億ドル)
・売上高:107.0億ドル 16%増(予想105.8億ドル)
・EBITDA(調整後):15.7億ドル 71%増(予想:15.0億ドル)
・月間プラットフォーム利用者数:1.56億人 14%増(予想:1.54億人)
(7-9月・第3四半期見通し)
・グロスブッキング:402.5~417.5億ドル(予想:412.7億ドル)
・EBITDA(調整後):15.8~16.8億ドル(予想16.3億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース