ルーシッドが決算受け上昇 サウジのPIFから15億ドルの追加コミットメントを獲得=米国株個別
(NY時間10:05)(日本時間23:05)
ルーシッド<LCID> 3.14(+0.14 +4.67%)
電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、EBITDAの赤字は予想以上に膨らんだものの、売上高が予想を上回ったほか、出荷台数も予想を上回った。
また、サウジの公共投資ファンド(PIF)の関連会社から15億ドルの追加のコミットメントを獲得したことも発表した。これで、少なくとも2025年第4四半期までは十分な流動性が確保される見込みだとしている。
ただ、アナリストは「リビアン<RIVN>がフォルクスワーゲンから受けた50億ドルとは異なり、同社の15億ドルのコミットメントは、2026年後半に予定している大量生産の中型車を発売するための流動性ニーズを完全に満たすものではない」と述べている。
(4-6月・第2四半期)
・売上高:2.01億ドル(予想:1.86億ドル)
・1株損益:-0.29ドル(予想:-0.27ドル)
・EBITDA(調整後):-6.48億ドル(予想:-5.61億ドル)
・出荷台数:2394台(予想:1999台)
【企業概要】
米国・カナダにおいて、電気自動車(EV)・EVパワートレイン・バッテリーシステムを設計・エンジニアリング・構築する。小売販売ネットワークや直接オンライン販売を通じて、消費者に直接車両を販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース