ヒズボラがドローン攻撃 複数の民間人が負傷 イスラエル軍の迎撃ミサイルで負傷した可能性も
レバノンのヒズボラとイスラエルの緊張が再び激化しており、民間人に負傷者が出る事態となっている。ヒズボラはきょう、イスラエル北西部ガリラヤ地方に複数機のドローンを発射した。沿岸のナハリヤでは民間人が複数負傷した。
ただ、イスラエル軍によると、民間人はヒズボラの発射物ではなく、地上に着弾したイスラエル軍の迎撃ミサイルで負傷した可能性があるとも述べている。確認されれば、イスラエルの防空ミサイルが自国民を負傷させた珍しいケースとなる。ヒズボラは軍事施設を標的にドローンを発射したと主張。
両者の緊張は2週間前から急激にエスカレートしている。ゴラン高原のサッカー場で12人の子どもらが殺害されたのは、ヒズボラのロケット弾攻撃によるものだとイスラエルは糾弾。先週、レバノンの首都ベイルートでヒズボラの上級司令官を攻撃し、殺害した。これに対してヒズボラは、レッドライン(越えてはならない一線)を越えたとし、強い力でこれに対応すると表明していた。
株探ニュース