アップルが軟調 グーグルへの判決が影響との見方=米国株個別
(NY時間11:43)(日本時間00:43)
アップル<AAPL> 208.14(-1.13 -0.54%)
アルファベットC<GOOG> 161.06(+0.42 +0.26%)
本日は米株式市場も落ち着きを取り戻しており、IT・ハイテク株も買い戻しが膨らんでいる。しかし、そのような中でもアップル<AAPL>は軟調。前日は米裁判所がアルファベット<GOOG>傘下のグーグルに対して、独占的な取引を通じて検索市場を違法に独占しているとの判決を下した。
この判決はアップル<AAPL>が検索大手から年間200億ドル以上を徴収していることに影響を与える可能性があるとの見解がアナリストから出ている。
「グーグルに対する判決は、アップルが検索大手から年間200億ドル以上を徴収していることに影響を与える可能性が高い。ただし、将来の潜在的な救済措置やタイムラインについては明確ではなかった」と述べている。「独占契約が否定された場合、アップルの1株利益への影響は4-6%程度だが、上振れが相殺される可能性もある」と述べている。
また、別のアナリストからは「裁判所の判決によりアップルにはいくつかの不都合な選択肢が残されることになる。アップルが内製で検索エンジンを開発することは売上の減少と費用増加を意味する」との見解も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース