スーパー・マイクロが決算受け時間外で下落 一旦18%の大幅高も急速に下げに転じる=米国株個別

材料
2024年8月7日 5時56分

(NY時間16:56)(日本時間05:56)時間外

スーパー・マイクロ<SMCI> 571.00(-45.94 -7.45%)

ストレージシステムのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が時間外で下落。引け後に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を大きく下回った。ただ、株価は一旦ポジティブな反応を示した。25年度通期の売上高見通しが予想を上回ったことが好感された模様。また、1株を10株への株式分割も発表した。しかし、株価は発表直後に買いが強まり、一時18%高まで急上昇したものの、買いが一巡すると急速に戻り売りに押され下げに転じている。予想を大きく下回った1株利益を嫌気している模様。

企業が高度なAIタスクの実行に必要な機器に投資することが期待されるとしている。同社はAIのトレーニングやアプリケーションを強化する機器に対する企業からの需要急増が売上高を押し上げている。今回の数字は高価なサーバーや強力なチップという形で提供されることが多いAIへの企業の設備投資から、同社が今後も利益を得られるかどうかという投資家の懸念を和らげた。

(4-6月・第4四半期)

・1株利益(調整後):6.25ドル(予想:8.25ドル)

・売上高:53.1億ドル(予想:53.2億ドル)

・粗利益率(調整後):11.3%(予想:14%)

・営業利益(調整後):4億1510万ドル(予想:5億5470万ドル)

・営業利益率(調整後):7.82%(予想:10.5%)

・営業キャッシュフロー:6.35億ドル(予想:1.05億ドル)

(7-9月・第1四半期見通し)

・1株利益(調整後):6.69~8.27ドル(予想:7.68ドル)

・売上高:60~70億ドル(予想:54.7億ドル)

(25年度通期見通し)

・売上高予想:260~300億ドル(予想:236.4億ドル)

【企業概要】

エンタープライズデータセンター・クラウドコンピューティング・人工知能・5Gなど幅広い市場向けに、アップリケ―ションに最適化されたストレージシステムを提供する。また、顧客がコンピューティングインフラをインストール・アップグレード・保守できるように、サポートとサービスも行う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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