山一電機が反落、25年3月期業績及び配当予想を上方修正も前日大幅高の反動で売り優勢
山一電機<6941>が反落している。6日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を460億円から487億円(前期比33.7%増)へ、営業利益を75億円から88億円(同3.0倍)へ、純利益を50億円から60億円(同2.9倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を39円から54円へ引き上げ年間配当予想を89円(前期31円)としたが、前日の大幅高の反動から売りが優勢となっている。
第1四半期決算が、テストソリューション事業でスマートフォンを中心としたモバイル機器向けテストソケット製品の販売が好調に推移したことに加え、メモリ半導体及びロジック半導体向けバーンインソケット製品が好調に推移したことから従来予想を上回ったことに加えて、第2四半期も順調な需要が続くと予想されることが要因という。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高151億1700万円(前年同期比71.5%増)、営業利益41億7900万円(同7.0倍)、純利益31億8200万円(同9.2倍)だった。