神鋼線が続急伸、25年3月期利益及び配当予想を上方修正
神鋼鋼線工業<5660>が続急伸している。6日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を5億円から9億5000万円(前期比7.2%減)へ、純利益を3億5000万円から6億7000万円(同26.1%減)へ上方修正し、あわせて配当予想を期末一括20円から中間10円・期末30円の年40円へ引き上げたことが好感されている。
売上高は358億円(同9.4%増)の従来見通しを据え置いたものの、原材料・人件費をはじめとした諸コストの上昇に対する販売価格の改定効果を織り込んだほか、高付加価値製品の販売拡大、徹底したコスト削減などに努めたことなどが寄与する。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高83億2400万円(前年同期比13.1%増)、営業利益3億800万円(同2.9倍)、純利益1億7300万円(同41.8%増)だった。