大和ハウスが後場に上げ幅拡大、自社株買いと通期業績予想の引き上げを好感
大和ハウス工業<1925>が後場に上げ幅を拡大した。7日午後2時、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、2200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.44%)、取得総額1000億円の自社株買いを8日から25年3月31日の間に実施すると発表した。通期の業績予想も上方修正しており、業況と株主還元姿勢を好感した買いが集まったようだ。
4~6月期の売上高は前年同期比6.0%増の1兆2871億8200万円、最終利益は同52.3%増の913億9300万円だった。戸建住宅や賃貸住宅、商業施設、事業施設事業で増収増益となった。第1四半期の実績を踏まえ、同社は25年3月期の売上高予想を1000億円増額して5兆3500億円(前期比2.8%増)、最終利益予想を230億円増額して2600億円(同13.0%減)に引き上げた。