昭栄薬品---1Q増収・2ケタ増益、主力の化学品事業が順調に推移

材料
2024年8月8日 10時41分

昭栄薬品<3537>は7日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.2%増の59.73億円、営業利益が同38.7%増の1.36億円、経常利益が同35.5%増の1.73億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同36.7%増の1.16億円となった。

化学品事業の売上高は前年同期比7.5%増の54.59億円、セグメント利益は同25.5%増の1.52億円となった。海外経済の減速懸念はあるものの、自動車関連や繊維油剤関連の国内主要得意先からの受注が堅調に推移し、新興国化学品の販売も堅調で、円安による輸出原料の販売も好調となった。

日用品事業の売上高は同10.6%増の2.12億円、セグメント利益は同11.8%増の0.23億円となった。円安や原料高による仕入れ価格の高騰、物流費のコストアップ等厳しい事業環境であったが、同事業が取扱う掃除用関連商品や生活日用品(洗濯槽クリーナーや用途別脱臭剤)の一部定番商品の売行きが堅調に推移し、またその他忌避剤等の季節性商品の売行きが好調に推移した。

土木建設資材事業の売上高は同0.5%減の3.01億円、セグメント利益は同38.7%増の0.01億円となった。同事業の取扱商品とかかわりの深いコンクリート補修補強工事は低調なものの、地盤改良工事は好調で、工事に使用される材料・添加剤等の販売は好調に推移した。一方、環境関連薬剤の販売は、前年よりスタートした新規の大型プロジェクト(トンネル工事)物件の受注が継続し、堅調に推移した。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.4%増の226.77億円、営業利益が同21.9%減の3.43億円、経常利益が同22.7%減の5.03億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.2%減の3.48億円とする期初計画を据え置いている。

《SO》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.