東京為替:ドル・円は切り返し、日本株の上昇で

通貨
2024年8月8日 12時05分

8日午前の東京市場でドル・円は切り返し。日銀金融政策決定会合の議事要旨で利上げの背景が明らかになり、円買い先行で一時145円44銭まで値を下げた。ただ、その後は日経平均株価がプラスに転じると円売りが強まり、146円80銭台に浮上した。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は145円44銭から146円87銭、ユーロ・円は158円96銭から160円51銭、ユーロ・ドルは1.0921ドルから1.0935ドル。

【要人発言】

・鈴木財務相

「金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるべき」

「春闘の力強い結果が徐々に賃金へ反映されつつある」

「内田日銀副総裁へのコメントは控える」

・日銀金融政策決定会合における主な意見(7月30・31日分)

「物価安定目標実現の観点から、政策金利引き上げ、緩和度合いの調整が適切」

「足元の日本経済、極めて低い政策金利を幾分引き上げられる程度には良い」

「利上げしても0.25%という名目金利は引き続き極めて緩和的な水準」

「金融正常化が自己目的になってはならず、今後の政策運営を注意深く進める必要」

【経済指標】

・日・6月経常収支:+1兆5335億円(予想、5月:+2兆8499億円)

《TY》

提供:フィスコ

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