阪和興が後場に下げ幅拡大、4~6月期経常利益23%減益を嫌気
阪和興業<8078>が後場に下げ幅を拡大した。8日午後1時、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比1.6%増の6184億5400万円と増収となった一方、経常利益は同22.8%減の123億6100万円と大幅な減益となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は約21%と低調とあって、売りを促す格好となったようだ。鉄鋼事業で鋼板や線材などの取り扱い数量が減少した。プライマリーメタル事業では、ニッケルやフェロクロムを中心に取扱数量が減少したほか、海外においてアジア地域を中心に鉄鋼製品価格が前年同期に比べて安値で推移し、利幅が縮小したことも響いた。