【クラファン・優待】導入10倍増! アパレル業界向けDXプラットフォームのGOOD VIBES ONLY、8月11日募集開始
アパレル業界向けDXプラットフォームを展開する株式会社GOOD VIBES ONLY(東京都目黒区)が、株式投資型クラウドファンディング(新株予約権型)による出資を募集します。申し込みは8月11日10時開始を予定しています。
・ | 新株予約権型 |
・ | 目標募集額:1746万円、上限募集額:9000万円 |
・ | VC出資実績あり |
・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
・ | エンジェル出資実績あり |
・ | 新株予約権者優待あり:3Dデジタル動画制作費割引 |
・ | 類似上場企業:VRAIN Solution <135A> [東証G]、L is B <145A> [東証G]、情報戦略テクノロジー <155A> [東証G]、Will Smart <175A> [東証G]、豆蔵デジタルホールディングス <202A> [東証G] |
在庫・廃棄の少ないブランド運営を実現
(出典:FUNDINNO)
(出典:FUNDINNO)
GOOD VIBES ONLYは、アパレル業界に特化したDXプラットフォーム「Prock(プロック)」を開発・提供しています。アパレルブランド運営における計画やデザイン、サンプル制作から販促、効果分析まで一気通貫で管理でき、コスト削減や利益率改善に貢献しているそうです。
「Prock」の有用性を確かめるため、同社は2018年から約2年半かけて、幅広い7つのブランドを展開。在庫消化率は約96%を維持、在庫も約40日で全商品が回転できたことで、同メソッドには再現性があると確信しました。
7ブランドは売却済みですが、現場での経験を生かして、在庫と廃棄の少ないブランド運営を実現するDXプラットフォームの開発に取り組んでいます。
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・ファッションの知識とCG技術の両方を有する人材の確保
・デジタル生地データの充実(20万種類が目標)
・ツール導入先での現場定着
【解決方法】
・服飾専門学校での講演会を通したデジタルファッションの普及活動
・デジタルファッション科創設への働きかけ
・繊維業界をけん引する大手2社との提携
・ツール導入コンサルや無料の体験利用
属人化された仕組みによる「過剰在庫」
(出典:FUNDINNO)
同社によると、アパレル業界は世界で2番目に環境を汚染する産業で、特に過剰在庫が問題視されており、その一因は、属人化された仕組みと定性的な意思決定にあるそうです。
これまで、企画から販売までサプライチェーンの各工程は手書きとエクセルで管理されており、一部が基幹システムで管理されているだけでしたが「各担当者が独自に試行錯誤しながら管理している業務データは本人でなければ分からないものが多く、属人化により、工程間の連携も難しくなります」(同社)。
そのため、データに基づいた定量的な意思決定をすることができず、機会損失を防ぐために多めに製造することになり、実際、在庫消化を60~70%程度と見込んで製造するのが通例だといいます。
昨今の消費者は、実物を触らず、ECサイトで衣服を購入することが普通になっていますが、ブランド側は実際の生地を使ってサンプルを作り、何度も修正を加えながら、数カ月もかけて商品を作っていることも要因の一つだそうです。
従来のアパレル業界向けのPLMツールは自社工場を持つ大手企業向けのものであり、資材の仕入れ管理をメインとしていましたが、外国からの仕入れが多いため、関税や各国の法制度を反映した複雑なものだったといいます。
「価格も高くなることが多く、外資のアパレル向けPLMツールを導入するには数千万円以上の初期投資が必要です。専門コンサルタントを雇うこともあるほど、導入までの期間やツールを使うための教育期間も長くかかります」(同社)
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
アパレルの売上はコロナ禍により大きく落ち込んだものの、近年は回復傾向にあり、また、カルチャーの細分化により、アパレルブランドは右肩上がりで増加しているそうです。「ブランド単位での契約となる『Prock』には有利な状況であると考えています」(同社)。
アパレル総小売市場は約8.5兆円と大きいものの、PLMツールの導入率は5%程度。日本のPLM市場全体の規模は約2940億円で、今後も成長が見込まれているため、アパレル業界のPLMツールは「意外なブルーオーシャン」だと同社は考えています。
「Prock」は大手セレクトショップや国内高感度ショップをメインターゲットとしており、潜在顧客数は約2万ブランド。これらのブランドではサンプルが年間1600万着以上制作されており、これらを3Dモデルによるデジタルファッションへと置き換えることを目指しています。
「Prock」は、アパレルブランド運営における業務を一気通貫で管理するDXプラットフォームです。大きく、SaaSで提供している「PLM-system」、3DモデルやAIを駆使してサンプル制作や販売・PRを行う「DX TOOL」の2つに分かれます。
(1)サプライチェーン全体のデータを一元管理「PLM-system」
(出典:FUNDINNO)
「PLM-system」機能の一つである「デジタルMDボード」に商品企画、仕入、消化率などのデータを集約することで、属人化したデータ管理から脱却し、可視化されたデータに基づいた意思決定や分析が可能になります。
連携により、SNSのインサイトやアクセス解析のデータも自動収集して一元管理されるため、インサイトデータと商品マスタを関連付けた分析も可能に。SNS、EC、販売管理の各チームで分断されることなく、「Prock」未導入の場合より、コミュニケーションコストを約27%削減できた実績もあります。
(2)3Dデジタルサンプル制作から、AIを用いた販売需要予測まで支援「DX TOOL」
(出典:FUNDINNO)
繊維メーカーや商社との連携による5000種類以上のデジタル生地データを用いて、3Dデジタルサンプルを制作。従来のサンプル制作には3カ月程度必要でしたが、これにより、わずか3時間程度に短縮でき、期間と廃棄素材、コストを大幅に削減できます。
生地データには、重量・厚み・曲げ強度・引張強度などのシルエットに影響するデータと、色や反射率、細かい凹凸などのテクスチャに影響するデータが含まれており、これにより、本物の衣類とほぼ同じ見た目の3Dデジタルサンプルの制作が可能に。
「これをSNSやECサイトに掲載し、顧客の反応を見てから生産の意思決定をすることができるので、過剰在庫の課題も解決できます」(同社)
この3Dモデルを使用した販促動画(サービス名「Vision+」)の制作や、インフルエンサーによるイベントやキャンペーンの提案など、販促・PRの支援(同「Proom」)も併せて行います。
AIによる需要予測機能も2025年にリリース予定です。「PLM-system」に蓄積されたマスタデータ、売上在庫実績、SNSインサイトを教師データとして学習したAIを用いて、各商品の需要予測を実施。「これらはそれぞれ、『3Dデザイン(販促動画)』『PR』『デジタルAI』事業として、『Prock』のユーザー外にも提供していく計画です」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
「Prock」はSaaSツールとして提供し、サブスクリプションモデルでマネタイズ。機能によって、ライト、ベーシック、プロの3プランがあり、フルカスタムにも対応します。
「DX TOOL」にも含まれる3Dデザインの動画は、3Dモデル制作からPR用ムービー制作まで含めて、ムービー3本で50万円(税抜)~で提供。ツール導入から、3D動画制作やPR事業へのクロスセル率は約50%と高く、ツールを起点に、クロスセル、アップセルで収益を上げているそうです。
(出典:FUNDINNO)
「Prock」は、自社工場を持たずにOEMで生産をするブランドをターゲットとしており、必要最低限の機能だけを搭載し、ブランド運営に特化。ノーコードで24時間以内に導入でき、新入社員でも簡単に使える分かりやすいUIでコスト削減に成功しています。
ブランド運営全体を1つのツールでカバーできるのも特長であり、在庫管理や売上分析など各分野に特化した管理ツールは他にもありますが、一気通貫で対応でき、各工程が容易に連携できるのが強みだといいます。
(出典:FUNDINNO)
同社は実際に7つのブランドを立ち上げて運営してきた経験があり、店頭でのアパレル販売で受賞経験のあるスタッフもいるため、通常のソフト開発会社や広告代理店より、アパレル業界の知識が豊富だといいます。
ツール開発については、「現場が本当に必要としている機能は何か」「どうしたら、現場で使いやすいUIになるのか」を経験から判断。3Dモデル制作や広告支援に関しても、アパレル業界特有の事情を鑑みた提案やコミュニケーションができることが、大きな強みになると考えています。
現在、14社・21ブランドが「Prock」を導入しており、「PLM-system」リリースから約1年間で解約が0件であることから、「現場の実情に即した機能やUI開発が評価されているのだと自負しています」(同社)。
今後の成長に向けて
(1)2028年よりIPO準備開始
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
同社は導入ブランド数を増やし、「Prock」をアパレル業界のインフラ化することが成長のトリガーとして最重要だと考えています。
既に連携パートナーの拡大を目指して4社と代理店契約を締結。今後も多くのアパレル企業や業務委託者と接点を作り、デジタルファッションのセミナーや講演、ツール比較サイトの運営を通して、まずは、「Prock」導入ブランドを増やしていく計画です。
来年度リリース予定の「AI需要予測」機能など、今後も現場の経験を基にした「本当に使いやすい」機能を追加予定です。
SaaSツールから映像制作、PR支援まで複数のサービスを持つ自社の特性を最大限生かすため、事業部全体を横串で横断するマーケ部隊の設置も予定しています。
(3)中長期計画
(出典:FUNDINNO)
新機能の中でも、3Dモデル作成の自動化に時間をかけて取り組んでいく予定です。デジタルファッション制作の工程は「3Dモデル自体を作る工程」「作ったモデルを試着させる工程」に分かれるといい、まずは後者の自動化から着手し、テストを進めています。
「ユーザーそれぞれの体格に合ったマネキンに自動でデジタルファッションを試着させられる機能が完成すれば、ECショッピングモールなどで、ブランドを横断した試着体験が可能になり、ECの効率化とユーザー利便性の向上につながると考えています」(同社)
前者については、現在は顧客側デザイナーから仕様書を受け取り、自社エンジニアがモデルを制作する形が主ですが、将来的には、顧客側で生地やパターンを調整しながら、より簡単に3Dサンプルを生成できる形を目指しています。
国内で導入ブランドを増やして地盤を固めた後は、「Prock」をローカライズして海外に展開したい考えです。バングラデシュなど繊維産業が伸びている国をターゲットに、インフルエンサーやメディアとの連携へ向けたコミュニケーションを進めています。
「海外でもアパレルのサプライチェーンでやっていること自体は変わらないので、『Prock』のシステムは応用可能です。特に発展途上国では、一足飛びに新しいデジタル技術が一気に普及する『リープフロッグ』現象が起こりやすく、新たなツールが受け入れられやすい土壌があると考えています」(同社)
(4)2031年に「Prock」契約件数累計409件を計画
(出典:FUNDINNO)
株主構成
同社は以下のVC、事業会社、エンジェル投資家より出資を受けています。
・SMBCベンチャーキャピタル株式会社
・株式会社NCBベンチャーキャピタル
・新生企業投資株式会社
・株式会社アポロ・キャピタル(セレス <3696> [東証P]100%子会社)
・ベクトル <6058> [東証P]
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・VRAIN Solution <135A> [東証G]
・L is B <145A> [東証G]
・情報戦略テクノロジー <155A> [東証G]
・Will Smart <175A> [東証G]
・豆蔵デジタルホールディングス <202A> [東証G]
新株予約権者優待
【基準日】
毎年4月末日
【優待内容】
新株予約権90個以上保有:3Dデジタル動画1本分の制作費50%オフ(通常価格税抜20万円)
【申し込み方法】
・基準日経過後、同社お問い合わせアドレス(info@goodvibesonly.jp)まで、「新株予約権者優待を利用する」と知らせる。
【注意事項】
・1人、1年に1回限りの優待。
・動画の納期は申請後に調整する。
・優待内容は変更や廃止になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集新株予約権の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社GOOD VIBES ONLY
東京都目黒区青葉台四丁目7番7号
資本金:24,647,500円(2024年7月16日現在)
発行済株式総数:2,080株(同)
発行可能株式総数:5,000株
設立日:2018年4月3日
決算日:3月31日
■本新株予約権の発行者の代表者
代表取締役 野田貴司
■本新株予約権の数(以下の個数を上限とする)
9,000個
■本新株予約権の払込金額
1個あたり 10,000円
■投資金額のコース及び個数
90,000円コース(9個)
180,000円コース(18個)
270,000円コース(27個)
360,000円コース(36個)
450,000円コース(45個)
900,000円コース(90個)
1,800,000円コース(180個)
2,700,000円コース(270個)
3,600,000円コース(360個)
4,500,000円コース(450個)
9,000,000円コース(900個)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、450,000円コース(45個)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,000,000円コース(900個)を上限とする。
■申込期間
2024年8月11日~8月21日
■目標募集額
17,460,000円(上限募集額 90,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は72,000,000円とする。
■払込期日
2024年9月13日
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,746万円を以下の目的に充てる予定。
広告宣伝費 544万円
販促費 817万円
手数料 384万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額7,254万円(目標募集額1,746万円と上限募集額9,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
広告宣伝費 2,263万円
販促費 2,263万円
人件費 1,131万円
手数料 1,595万円
■連絡先
株式会社GOOD VIBES ONLY
電話番号:03-6823-5415
メールアドレス:gvo@goodvibesonly.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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