ワーナーが決算受け下落 テレビ事業の減損を計上=米国株個別
(NY時間09:42)(日本時間22:42)
ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD> 6.94(-0.77 -9.99%)
CNNやTNTを傘下に持つメディア大手のワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を下回った。また、テレビ事業で91億ドルの減損費用を計上すると発表した。
同社は2022年にディスカバリーがワーナーメディアを買収して誕生したが、CNNやTNTなどのケーブルテレビ局を巡り、420億ドル規模の合併完了時の価値はもはやないと結論付けた。
ザスラフCEOは「レガシーメディアに対する市場の評価は当時とは大きく異なっている」と説明。「今回の減損はこの点を認識し、帳簿価額と今後の見込みをより一致させる」と述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益:-4.07ドル(予想:-0.21ドル)
・売上高:97.1億ドル(予想:101.2億ドル)
・広告:24.3億ドル(予想:24.6億ドル)
スタジオ広告:0ドル(予想:433万ドル)
ネットワーク広告:22.1億ドル(予想:22.6億ドル)
DTC広告:2.40億ドル(予想:1.91億ドル)
・スタジオ:24.5億ドル(予想:27.4億ドル)
・ネットワーク:52.7億ドル(予想:53.6億ドル)
・DTC:25.7億ドル(予想:27.1億ドル)
・EBITDA(調整後):18億ドル(予想:20.7億ドル)
・FCF:9.76億ドル(予想:11.8億ドル)
・総加入者数:1億330万人(予想:1億152万人)
・加入者純増:360万人(予想:189万人)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース