マケッソンが決算受け大幅安 米国での売上が振るわず=米国株個別

材料
2024年8月8日 23時46分

(NY時間10:46)(日本時間23:46)

マケッソン<MCK> 551.39(-66.12 -10.71%)

バイオ医薬品のマッケソン<MCK>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。米国での売上が振るわなかった。

ただ、ガイダンスでは1株利益の見通しを上方修正した。それにはマケッソン・ベンチャーズの株式投資に関連した年初来の利益約0.62ドル分が含まれている。また、同社の取締役会が40億ドルの追加自社株買いを承認した。

同社のテイラーCEOは声明で「第1四半期の業績は処方箋テクノロジー事業におけるアクセスプログラムの貢献の減少、および医療外科事業における顧客ミックスと需要シフトを含む成長鈍化の影響を受けた」と説明している。

アナリストは「今回の決算は同社にとって決して完璧なものではなかった。成長性の高い処方技術および外科部門からのガイダンス引き下げを踏まえれば、多少の株下落があっても不思議はない」と述べた。

(4-6月・第1四半期)

・1株利益(調整後):7.88ドル(予想:7.17ドル)

・売上高:792.8億ドル 6.4%増(予想:826.5億ドル)

米国:717.2億ドル 6.8%増(予想:757.8億ドル)

海外:36.9億ドル 6.4%増(予想:36.7億ドル)

医療・外科:26.4億ドル(予想:27.7億ドル)

処方技術:12.4億ドル(予想:14.6億ドル)

(25年度通期見通し)

・1株利益(調整後):31.75~32.55ドル(従来:31.25~32.05ドル、予想:31.59ドル)

【企業概要】

米国でバイオ医薬品企業・医療提供者・薬局・製造業者・政府などと提携し、多角的な医療サービスを提供する。OTC医薬品・ヘルスケア関連製品とサービスの販売、処方技術ソリューション、医療・外科ソリューションを提供するほか、欧州・カナダで小売薬局を所有・提携・フランチャイズする。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.