NSW---1Qは増収増益、エンタープライズソリューション・エンベデッドソリューションが2ケタ増益に
NSW<9739>は7日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.7%増の109.82億円、営業利益が同7.5%増の9.62億円、経常利益が同6.9%増の9.76億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同15.3%増の6.62億円となった。
エンタープライズソリューションの受注高は前年同期比12.0%減の33.79億円、売上高は同6.4%減の32.57億円、営業利益は同69.2%増の4.15億円となった。売上高は、小売業向けPOSシステムや公共分野向けの開発が堅調に推移したものの、前期好調だったシステム機器販売の反動により減収となった。利益は、高収益案件の増加に伴い増益となった。
サービスソリューションの受注高は前年同期比26.7%増の31.36億円、売上高は同13.2%増の31.17億円、営業損失は0.67億円(前年同期は0.11億円の利益)となった。売上高は、IoTシステム構築関連が増加し増収となった。利益は、一部の不採算案件の影響により減益となった。
エンベデッドソリューションの受注高は前年同期比3.9%増の25.62億円、売上高は同6.7%増の25.02億円、営業利益は同20.3%増の3.49億円となった。売上高は、オートモーティブ・モビリティ分野が好調に推移し増収となった。利益は、増収に伴う売上総利益の増加により増益となった。
デバイスソリューションの受注高は前年同期比4.4%減の17.55億円、売上高は同4.9%減の21.06億円、営業利益は同23.7%減の2.64億円となった。売上高は、一部顧客のIT投資抑制などに伴い減収となった。利益は、減収に伴う売上総利益の減少により減益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比3.4%増の520.00億円、営業利益は同2.3%増の60.00億円、経常利益は同1.8%増の60.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.6%減の41.75億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》