鈴木が一時S高、今期は連続最高益・大幅増配計画を好感
鈴木<6785>が一時ストップ高の水準となる前営業日比300円高の1543円に買われた。8日の取引終了後、24年6月期の連結決算発表にあわせ、25年6月期の業績予想を開示した。今期の売上高予想は前期比11.3%増の308億7200万円、最終利益予想は同3.9%増の23億5500万円とした。前期に続き過去最高益の更新を計画するほか、年間配当予想は同34円増配の80円とし、好感されたようだ。
同社は25年6月期よりDOE(株主資本配当率)4.0%または配当性向50%を目安に配当を実施する方針を明らかにした。資本コストや株価を意識した経営の実現に関連して、既存事業である電子部品や自動車電装部品の拡大とともに、自社開発の合理化設備を用いた生産性向上により、収益性を向上させる姿勢を示している。24年6月期の売上高は前の期比5.1%増の277億2600万円、最終利益は同15.9%増の22億6700万円だった。