バンナムHDは反落、上期業績予想を上方修正も想定内との見方
バンダイナムコホールディングス<7832>は反落している。8日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を5150億円から5550億円(前年同期比10.6%増)へ、営業利益を550億円から820億円(同25.2%増)へ上方修正したが、上期予想の上方修正は想定内との見方が強いようだ。
第1四半期(4~6月)決算が、デジタル事業において家庭用ゲーム「ELDEN RING」の大型ダウンロードコンテンツ「ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE」がヒットしたほか、トイホビー事業において国内外でハイターゲット(大人)層向け商品やトレーディングカードゲームなどのカード商材、カプセルトイなどの人気が継続し、売上高2806億2700万円(前年同期比24.8%増)、営業利益440億2300万円(同57.3%増)と大きく進捗したことが要因としている。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高1兆800億円(前期比2.8%増)、営業利益1150億円(同26.8%増)の従来見通しを据え置いている。第3四半期以降に予定している大型の家庭用ゲームタイトルの販売動向や、年末年始の大型商戦の動向などを踏まえたうえで予想数値を精査するとしている。