リログループが4連騰、第1四半期23%営業増益と自社株買い発表を好感
リログループ<8876>が4連騰している。8日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高346億2600万円(前年同期比12.9%増)、営業利益70億4600万円(同22.8%増)、最終利益240億4300万円(同6.0倍)と大幅増益となったことが好感されている。
借上社宅管理事業の管理戸数が前年同期を上回ったことで管理手数料収入が伸長したほか、物件検索などによる転居支援サービスの利用件数が増加したことが寄与した。また、福利厚生代行サービスにおける会員の新規獲得が進み会費収入が増加したことに加えて、住まいの駆け付けサービスが好調に推移したことも寄与した。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高1400億円(前期比5.6%増)、営業利益300億円(同8.6%増)、最終利益330億円(前期278億700万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
同時に、上限を400万株(発行済み株数の2.62%)、または55億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は8月9日から10月31日までで、うち100万株を15億8600万円で、9日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)により取得した。