STIフードホールディングス---2Qも2ケタ増収増益、通期連結業績予想の上方修正に加えて期末配当金の増配を発表
STIフードホールディングス<2932>は8日、2024年12月期第2四半期(24年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.5%増の166.94億円、営業利益が同44.1%増の14.91億円、経常利益が同39.2%増の14.95億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同46.9%増の10.10億円となった。
同社グループは「持続可能な原材料・製造への取り組み」「フードロスの削減への取り組み」「環境への配慮」「原料調達から製造・販売まで一貫した垂直統合型の展開」「健康志向と魚文化を重視した中食への取り組み」を基本方針に掲げ、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に取り組むとともに、食品メーカーとして消費者と従業員の安全と安心のために、安定した製造・供給を継続すべく、グループ全体で社会的に重要な使命の遂行に取り組んできた。
販売面では、セブン-イレブン向けデイリー食品において、焼き魚やカップデリの定番商品が前年同期と比較して販売個数を伸ばしていることに加えて、2024年1月から関東地域より販売を開始し、順次エリアを拡大していた「さばの味噌煮」が5月より全国販売となった。また、6月よりカップデリの新商品「いかと海老ブロッコリーオリーブオイル仕立て」の全国販売を開始している。
2024年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比10.1%増(前回予想比2.9%増)の350.00億円、営業利益が同21.4%増(同16.7%増)の28.00億円、経常利益が同20.2%増(同16.7%増)の28.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.2%増(同12.5%増)の18.00億円としている。
また、2024年12月期の期末配当金について、連結業績予想の修正を踏まえて、直近の予想1株当たり50.00円から20.00円増配の70.00円とすることを発表した。
《SO》