話題株ピックアップ【夕刊】(2):DNC、ソディック、パーソルHD
■ダイキョーニシカワ <4246> 679円 +82 円 (+13.7%) 本日終値
ダイキョーニシカワ<4246>が急反騰。8日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を95億円から107億円(前期比23.1%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は1690億円(同6.3%増)の従来見通しを据え置いたものの、コスト改善活動の実施や、第1四半期に急激な生産変動に対する補償があったことなどが利益を押し上げるという。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高405億6800万円(前年同期比9.0%増)、営業利益26億7500万円(同99.7%増)だった。
■ソディック <6143> 713円 +80 円 (+12.6%) 本日終値
8日に決算を発表。「今期経常を45%上方修正」が好感された。
ソディック <6143> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比78.6%増の15億円に拡大した。併せて、通期の同損益を従来予想の11億円の黒字→16億円の黒字(前期は12.5億円の赤字)に45.5%上方修正した。
■パーソルHD <2181> 271.2円 +29.2 円 (+12.1%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は38%増益で着地」が好感された。
パーソルホールディングス <2181> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比38.2%増の129億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の152億円に対する進捗率は85.2%に達し、さらに前年同期の55.9%も上回った。
■ソラスト <6197> 508円 +53 円 (+11.7%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は48%増益で着地」が好感された。
ソラスト <6197> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比47.6%増の15.9億円に拡大し、通期計画の60.5億円に対する進捗率は26.4%となり、5年平均の21.6%とほぼ同水準だった。
■オリエンタル白石 <1786> 345円 +35 円 (+11.3%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は91%増益で着地」が好感された。
オリエンタル白石 <1786> [東証P] が8月8日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比91.4%増の21.4億円に拡大し、通期計画の50億円に対する進捗率は42.8%に達し、5年平均の19.9%も上回った。
■芝浦メカトロニクス <6590> 7,330円 +640 円 (+9.6%) 本日終値
芝浦メカトロニクス<6590>が大幅反発。8日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を700億円から730億円(前期比8.1%増)へ、営業利益を100億円から118億円(同1.0%増)へ、純利益を72億円から88億円(同0.1%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を193円から235円へ引き上げたことが好感された。同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、半導体後工程の先端パッケージ向け装置の好調などで大幅な増収増益となったことに加えて、半導体分野における足もとの顧客の投資動向などを反映させたという。なお、第1四半期決算は、売上高171億2900万円(前年同期比20.2%増)、営業利益30億6900万円(同44.2%増)、純利益22億8800万円(同27.5%増)だった。
■藤田観光 <9722> 8,040円 +690 円 (+9.4%) 本日終値
8日に決算を発表。「今期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
藤田観光 <9722> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の56.1億円に急拡大し、従来予想の39億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の85億円→110億円(前期は70.8億円)に29.4%上方修正し、増益率が20.0%増→55.3%増に拡大し、従来の34期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
■ダイフク <6383> 2,576円 +209 円 (+8.8%) 一時ストップ高 本日終値
ダイフク<6383>が一時ストップ高。同社は8日取引終了後、24年12月期通期の連結営業利益予想と年間配当計画を上方修正しており、これが好感されたようだ。売上高予想は従来通り5500億円(今期から決算期変更のため前期との比較なし)で据え置いた一方、営業利益予想は520億円から560億円に引き上げた。原材料・人件費高騰に伴うコスト増加分の価格転嫁が進んでいることやコスト削減効果が寄与。また、高採算案件が前倒しで進捗していることが利益を押し上げるとしている。また、中間配当を従来計画比1円増額の20円、期末配当を同2円増額の20円とすることもあわせて公表。これにより、年間配当は40円(前期40円)となる。
■リログループ <8876> 1,710.5円 +124.5 円 (+7.9%) 本日終値
リログループ<8876>が4連騰。8日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高346億2600万円(前年同期比12.9%増)、営業利益70億4600万円(同22.8%増)、最終利益240億4300万円(同6.0倍)と大幅増益となったことが好感された。借上社宅管理事業の管理戸数が前年同期を上回ったことで管理手数料収入が伸長したほか、物件検索などによる転居支援サービスの利用件数が増加したことが寄与した。また、福利厚生代行サービスにおける会員の新規獲得が進み会費収入が増加したことに加えて、住まいの駆け付けサービスが好調に推移したことも寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高1400億円(前期比5.6%増)、営業利益300億円(同8.6%増)、最終利益330億円(前期278億700万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。同時に、上限を400万株(発行済み株数の2.62%)、または55億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は8月9日から10月31日までで、うち100万株を15億8600万円で、9日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)により取得した。
■沖電気工業 <6703> 906円 +62 円 (+7.4%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。
沖電気工業 <6703> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は39.1億円の黒字(前年同期は2.9億円の赤字)に浮上し、通期計画の145億円に対する進捗率は27.0%となった。
株探ニュース