話題株ピックアップ【夕刊】(3):日阪製、リクルート、千代田インテ
■日阪製作所 <6247> 1,016円 +66 円 (+7.0%) 本日終値
9日に発表した「日阪製、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
■リクルート <6098> 8,302円 +529 円 (+6.8%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は9%増益で着地」が好感された。
リクルートホールディングス <6098> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比8.5%増の1064億円に伸び、通期計画の3575億円に対する進捗率は29.8%となり、5年平均の27.0%とほぼ同水準だった。
■千代田インテグレ <6915> 3,095円 +193 円 (+6.7%) 本日終値
8日に決算を発表。「今期経常を9%上方修正」が好感された。
千代田インテグレ <6915> [東証S] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比23.4%増の21.4億円に伸び、従来の22.4%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の33億円→36億円(前期は37.7億円)に9.1%上方修正し、減益率が12.5%減→4.5%減に縮小する見通しとなった。
■三井金属 <5706> 4,205円 +262 円 (+6.6%) 本日終値
三井金属<5706>がマドを開けて買われる展開、一時576円高の4519円まで駆け上がる場面があった。売買代金も足もと急増傾向にある。8日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の350億円から470億円(前期比48%増)に大幅増額した。同社は亜鉛を中心とした非鉄精錬企業だが、電子材料の利益に占める割合が多く半導体市況などの動向と収益連動性が高い。生成AI市場の拡大を背景に半導体市況は回復色を強めており、同社の商機も高まっている。また、好業績を背景に株主還元にも積極姿勢をみせ、今期年間配当は従来計画の145円から150円に上方修正している。配当利回りは時価換算で3.5%前後と高く、インカムゲインなども視野に中期スタンスの投資資金を誘導している。
■サンウェルズ <9229> 2,361円 +142 円 (+6.4%) 一時ストップ高 本日終値
サンウェルズ<9229>が大幅高。一時ストップ高に買われる人気となっている。8日取引終了後に4~6月期単独決算を発表し、売上高は前年同期比43.5%増の66億3600万円、営業利益は同53.8%増の9億8100万円だった。パーキンソン病専門施設「PDハウス」の新規開設を進め、既存施設を含めた施設稼働率が順調に推移した。好決算を評価した買いが流入した。
■帝国電機製作所 <6333> 2,500円 +150 円 (+6.4%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は15%増益で着地」が好感された。
帝国電機製作所 <6333> [東証P] が8月8日大引け後(17:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比15.1%増の16.1億円に伸び、通期計画の49.6億円に対する進捗率は32.5%に達し、5年平均の20.4%も上回った。
■PHCホールディングス <6523> 1,154円 +68 円 (+6.3%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は赤字縮小で着地」が好感された。
PHCホールディングス <6523> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は31.7億円の赤字(前年同期は32億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
■スルガ銀行 <8358> 1,090円 +64 円 (+6.2%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は59%増益で着地」が好感された。
スルガ銀行 <8358> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比58.9%増の75.9億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の85億円に対する進捗率は89.3%に達し、5年平均の23.4%も上回った。
■新晃工業 <6458> 3,920円 +215 円 (+5.8%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は98%増益で着地」が好感された。
新晃工業 <6458> [東証P] が8月8日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比97.7%増の22.3億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の30.5億円に対する進捗率は73.1%に達し、5年平均の37.5%も上回った。
■太平電業 <1968> 4,935円 +265 円 (+5.7%) 本日終値
8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地」が好感された。
太平電業 <1968> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の33.1億円に急拡大したが、通期計画の142億円に対する進捗率は23.3%となり、5年平均の22.4%とほぼ同水準だった。
■CDG <2487> 1,491円 +300 円 (+25.2%) ストップ高 本日終値
CDG<2487>がストップ高。親会社のCLホールディングス<4286>が8日の取引終了後、CDGの完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格1680円にサヤ寄せする格好となった。CLHDは現在、CDG株式の44.21%を所有しているが、完全子会社化により両社の連携を更に深め経営資源を集中していくことで、両社の更なる企業価値の向上を図るのが狙い。買付予定数は316万8484株(下限127万5495株、上限設定なし)で、買付期間は8月9日から9月24日までを予定している。また、TOB成立後、CDGは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株式を8日付で監理銘柄(確認中)に指定している。
■鈴木 <6785> 1,543円 +300 円 (+24.1%) ストップ高 本日終値
鈴木<6785>がストップ高。8日の取引終了後、24年6月期の連結決算発表にあわせ、25年6月期の業績予想を開示した。今期の売上高予想は前期比11.3%増の308億7200万円、最終利益予想は同3.9%増の23億5500万円とした。前期に続き過去最高益の更新を計画するほか、年間配当予想は同34円増配の80円とし、好感されたようだ。同社は25年6月期よりDOE(株主資本配当率)4.0%または配当性向50%を目安に配当を実施する方針を明らかにした。資本コストや株価を意識した経営の実現に関連して、既存事業である電子部品や自動車電装部品の拡大とともに、自社開発の合理化設備を用いた生産性向上により、収益性を向上させる姿勢を示している。24年6月期の売上高は前の期比5.1%増の277億2600万円、最終利益は同15.9%増の22億6700万円だった。
■NexTone <7094> 1,600円 +300 円 (+23.1%) ストップ高 本日終値
NexTone<7094>がストップ高。8日取引終了後に4~6月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比2.2倍の48億1900万円、純利益は同13.2%増の1億6500万円だった。事業基盤となる管理楽曲や取扱原盤を着実に積み上げたほか、昨年に資本・業務提携したレコチョクグループとの協業も進めた。良好な決算内容を好感した買いを集めている。
●ストップ高銘柄
アクアライン <6173> 392円 +80 円 (+25.6%) ストップ高 本日終値
PRISMバ <206A> 481円 +80 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
など、26銘柄
●ストップ安銘柄
M米債長ヘ有 <183A> 594.8円 -100 円 (-14.4%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース