トレードデスクが決算受け上昇 デジタル広告市場での確固たる位置を示す=米国株個別
(NY時間09:39)(日本時間22:39)
ザ・トレードデスク<TTD> 93.54(+5.27 +5.96%)
広告マーケティングのザ・トレードデスク<TTD>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第3四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高およびEBITDAの見通しを示している。
今回の決算は市場シェアの拡大と伴に、デジタル広告市場における同社の確固たるポジショニングを示した。第3四半期のガイダンスも、コネクテッドTV(CTV)やリテールメディアの持続的な勢いなどの追い風を物語っている。
アナリストからも高評価が出ている。「第2四半期は同社の実行力と一貫したアウトパフォームを示した。ネットフリックス<NFLX>およびフォックス<FOX>との最近の提携は、エコシステムにおける同社のリーダーシップを実証し続けている」と述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.39ドル(予想:0.35ドル)
・売上高:5.85億ドル 26%増(予想:5.78億ドル)
・EBITDA(調整後):2.42億ドル 34%増(予想:2.26億ドル)
(7-9月・第3四半期見通し)
・売上高:6.18億ドル以上(予想:6.05億ドル)
・EBITDA(調整後):約2.48億ドル(予想:2.46億ドル)
【企業概要】
米国内外において、クラウドベース型のデジタル広告プラットフォームを展開する。広告代理店やその他の広告主向けに、ビデオ・オーディオ・デジタル屋外広告など様々なデジタルツールから配信が可能な広告サービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース