パラマウントが決算受け上昇 1株利益が予想上回る パラマウント+は初の黒字化=米国株個別

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2024年8月9日 22時49分

(NY時間09:45)(日本時間22:45)

パラマウント<PARA> 10.50(+0.29 +2.79%)

メディア大手のパラマウント・グローバル<PARA>が「上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。同社はまた、ケーブルネットワークの減損費用として約60億ドルを計上し、米従業員も15%削減すると発表。旧来型のテレビの低迷ぶりが改めて示された。

「ニコロデオン」や「MTV」などテレビチャンネルを持つ同社は、利益見通しの低下やケーブルTV加入者を巡る市場の変化、最近合意したスカイダンス・メディアとの合併見通しを踏まえ、事業を再評価した結果、今回の決定に至ったと説明している。

マッカーシーCEOは説明会で、マーケティングや財務などを対象とする人員削減は今後数週間で実施され、年内に完了する予定。約2000人がこのポジションに相当する。第3四半期に3-4億ドルのリストラ費用を計上予定。

また、パラマウント+については韓国のTVING(ティビン)との配信契約終了により280万人が減少。市場は50万人超の加入者獲得を見込んでいた。ただ、収入増とコスト削減で同事業は初の黒字化を果たした。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):0.54ドル(予想:0.13ドル)

・売上高:68.1億ドル 11%減(予想:72.4億ドル)

テレビ:42.7億ドル 17%減(予想:46.5億ドル)

DTC:18.8億ドル 13%増(予想:19億ドル)

映画:6.79億ドル 18%減(予想:7.31億ドル)

広告:22.5億ドル 6%減(予想:22.4億ドル)

アフィリエイトおよびサブスク:32.8億ドル 1.2%増(予想:33.3億ドル)

劇場:1.38億ドル 40%減(予想:1.69億ドル)

ライセンス・その他:11.5億ドル 35%減(予想:15.2億ドル)

・営業損益:-53.2億ドル

・FCF:+1000万ドル(予想:-7550万ドル)

・パラマウント+加入者数:6800万人(予想:7122万人)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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