豪ドル週間見通し:底堅い展開か、利下げ観測否定で豪ドル買い継続の可能性も

通貨
2024年8月10日 14時32分

■強含み、日豪金利差縮小観測後退で豪ドル買い強まる

今週の豪ドル・円は強含み。日本銀行の追加利上げ観測や米国の景気後退懸念などから世界的に大幅な株安となり、リスク回避の円買いが急速に広がった。その後、豪準備銀行(中央銀行)のタカ派的な見解、内田日銀副総裁の追加利上げに慎重な発言を受けて、日豪金利差の縮小観測は後退し、豪ドル買い・円売りが優勢となった。取引レンジ:90円15銭-97円14銭。

■底堅い展開か、利下げ観測否定で豪ドル買い継続の可能性も

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利の据え置きを決定したが、インフレの上振れリスクへの警戒も示した。さらに、ブロック総裁は市場の12月利下げ観測を否定、「今後6カ月について利下げは検討課題にはない」と述べており、豪ドルは買いに振れやすくなっている。7月雇用統計で労働市場の底堅さが示される場合は、豪ドル買いが加速する可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント

・15日:7月雇用統計(6月:失業率4.1%、雇用者数増減+5.02万人)

予想レンジ:95円50銭-98円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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