ダウ先物は堅調に推移 今週の経済指標を確認したい意向=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間09:00)(日本時間22:00)
ダウ先物 39687(+47.00 +0.12%)
S&P500 5381.50(+11.25 +0.21%)
ナスダック100先物 18658.50(+42.50 +0.23%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも堅調に推移。米株式市場は先週の激しい暴落をほぼ完全に覆している。そのうで投資家は、今週のインフレ指標や小売売上高の数字を確認したい意向のようだ。
一部からは「S&P500はピークから8.5%下落し、5―10%の通常の健全な調整の範囲内で、重要なサポート水準も維持されている。短期的には底を打った可能性もある」との楽観的な見方も出ている。しかし、もうしばらく不安定な状況は続くことが警戒され、経済指標が期待外れの状況が続けば、不安定な展開も排除できないとも述べている。
また、別のストラテジストからは「危機が顕在化していないものの、市場は景気後退シナリオに備え始めている。恐怖は投資家に有利に働くことが多い。経済データが持ちこたえれば、さらに上昇する可能性があり、金利に敏感なセクターが引き続き市場を牽引する可能性がある」との指摘も出ている。
9月FOMCについて短期金融市場では、0.25%の利下げは確実視しているものの、株急落で盛り上がった0.50%の大幅利下げ観測については、半分に満たない程度の可能性で見ている。
また、今週は小売り大手の5―7月期決算の発表が予定されており、消費動向を探るうえで注目される。
スターバックス<SBUX>が時間外で上昇。先週末引け後にアクティビスト(物言う株主)のスターボードが同社株を保有していることが報じられた。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。
米地銀のキーコープ<KEY>が時間外で大幅高。取引開始前にカナダの大手銀ノヴァ・スコシアが同銀の14.9%の株式を保有すると伝わった。
ジェットブルー航空<JBLU>が時間外で大幅安。30億ドル超の規模の社債発行計画の意向を表明した。
金融サービスのB.ライリー<RILY>が時間外で急落。取引開始前に暫定決算を公表し、1株損益が14-15ドルの赤字を見込んだほか、配当の一時停止も発表した。また、同社は米証券取引委員会(SEC)からの召喚状を受け取ったことも明らかにしている。
(NY時間09:10)(日本時間22:10)時間外
スターバックス<SBUX> 76.81(+1.72 +2.29%)
キーコープ<KEY> 17.00(+2.39 +16.36%)
ジェットブルー航空<JBLU> 5.42(-0.63 -10.41%)
B.ライリー<RILY> 8.93(-8.02 -47.32%)
アップル<AAPL> 216.59(+0.35 +0.16%)
マイクロソフト<MSFT> 408.00(+1.98 +0.49%)
アマゾン<AMZN> 168.36(+1.42 +0.85%)
アルファベット<GOOG> 165.59(+0.20 +0.12%)
テスラ<TSLA> 199.85(-0.15 -0.08%)
メタ<META> 517.40(-0.37 -0.07%)
エヌビディア<NVDA> 106.24(+1.49 +1.42%)
AMD<AMD> 135.20(+0.93 +0.69%)
イーライリリー<LLY> 905.52(+13.84 +1.55%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース