イスラエル軍が厳戒態勢 イランと緊張激化で 米は潜水艦配備と空母派遣へ
イスラエル政府は軍に対して厳戒態勢に入るよう指示した。一方で米国防総省は誘導ミサイル潜水艦を中東地域に配備するとともに、2隻目の空母を早急に派遣すると表明した。
イランの首都テヘランでハマスの最高指導者が、レバノンの首都ベイルートでヒズボラの司令官がそれぞれ殺害されたことで、イランとヒズボラが対抗措置に出るとの懸念が高まっている。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。
イスラエルはイランとヒズボラが攻撃を準備しているのを確認したとして、8月に入り初めて軍の厳戒態勢を敷いた。イスラエル政府は、攻撃が実際に差し迫っているかどうかは不明だが、慎重に作業を進めている。
イスラエル軍のハレビ参謀総長は12日に計画を承認し、攻撃と防衛の準備を進めていると述べた。
オースティン米国防長官はきのう、イスラエルのガラント国防相と電話会談を行った。今回の配備は足元の緊張を考慮し、米国の中東地域における軍事態勢を強化するもので、「イスラエルを守るためにあらゆる手段を尽くすというコミットメント」を反映していると語った。
株探ニュース