淀川鋼が大幅高、今3月期営業利益上方修正で増益見通しに変わり高配当利回りに脚光
淀川製鋼所<5451>は大きく買い優勢で始まり、寄り付きは気配値でのスタートとなる人気となった。溶融亜鉛メッキ鋼板を主力とする独立系圧延メーカーで、一般流通向け鋼板の伸びや為替の円安メリットなどが寄与し、足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。前週末9日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の111億円から121億円(前期比1%増)に10億円増額された。これを評価する買いを引き寄せている。PBR0.8倍台と1倍を下回る一方、今期配当は前期実績比109円の大幅増配で309円を計画しており、配当利回りが5.6%前後と非常に高いことも注目されている。