東邦鉛がS高カイ気配、第1四半期営業損益が大幅黒字転換で着地
東邦亜鉛<5707>がストップ高の791円水準でカイ気配となっている。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高348億9200万円(前年同期比11.5%増)、営業利益35億3800万円(前年同期17億6700万円の赤字)、最終利益26億1500万円(同28億3600万円の赤字)となり、収益が大幅に改善したことが好感されている。
主力の製錬事業で金属相場の上昇と円安による販売価格の上昇で損益が大幅に改善したことが牽引した。また、資源事業で前年同期に損失を計上していたラスプ鉱山とアブラ鉱山の損益が改善したことや、環境・リサイクル事業における亜鉛相場上昇と円安効果、資材価格の低減なども寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、事業再生計画がまとまり次第あわせて公表するとしている。