東京株式(前引け)=続急伸、米ハイテク株高と円安を好感
13日前引けの日経平均株価は前営業日比760円55銭高の3万5785円55銭と続急伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億8872万株、売買代金概算は2兆5017億円。値上がり銘柄数は1132、対して値下がり銘柄数は485、変わらずは24銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米株市場でハイテク株中心に堅調だったことや、外国為替市場で円高が一服し1ドル=147円台で推移していることなどを受け、ハイテク株中心に買い戻す動きが続いた。日経平均は一時1000円高に買われ、3万6000円台を回復する場面があった。その後は戻り売り圧力に上値が押さえられ、3万5000円台に押し戻されたものの、760円あまりの大幅高で前場の取引を終えた。個別には好決算発表銘柄を中心に値を飛ばすものが目立っている。値上がり銘柄数は全体の7割近くを占めた。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体製造装置大手が売買代金上位を独占し、株価も大きく上昇させている。三菱重工業<7011>が高く、ソフトバンクグループ<9984>も物色人気。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクやトヨタ自動車<7203>などがしっかり。キーエンス<6861>の上げ足も目立つ。円谷フィールズホールディングス<2767>、ヤマシンフィルタ<6240>などがストップ高に買われ、TREホールディングス<9247>も急騰した。半面、リクルートホールディングス<6098>が売り優勢、任天堂<7974>も軟調。オリエンタルランド<4661>も売りに押されている。ジャムコ<7408>、カーリット<4275>、アトラエ<6194>などが急落、野村マイクロ・サイエンス<6254>の下げも目立つ。