コプロHDが急反発、技術者増で第1四半期営業利益が77%増
コプロ・ホールディングス<7059>が急反発している。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高68億7000万円(前年同期比27.1%増)、営業利益4億1800万円(同77.2%増)、純利益2億6500万円(同39.0%増)と大幅増益となったことが好感されている。
時間外労働の上限規制の影響で建設技術者派遣における売上単価は低下したものの、一方で技術者数が同31.3%増の4350人に増加したことが売上高を牽引した。また、売上高の増加に伴う売上総利益の増加に加えて、新卒技術者採用に伴う人材紹介料の減少や、売上高増加に伴う地代家賃や人件費など固定費率の低下により収益性が高まったことで大幅増益となった。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高300億円(前期比24.5%増)、営業利益27億円(同26.1%増)、純利益17億5500万円(同19.9%増)の従来見通しを据え置いている。