電算システムホールディングス---2Q増収、期末配当金の増配を発表
電算システムホールディングス<4072>は9日、2024年12月期第2四半期(24年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.2%増の302.43億円、営業利益が同23.0%減の15.48億円、経常利益が同22.8%減の16.00億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同22.1%減の10.86億円となった。
情報サービス事業の売上高は前年同期比3.4%増の182.20億円、営業利益は同61.9%減の2.46億円となった。情報処理サービスでは、引き続き請求書作成代行サービスなどが堅調に推移した。SI・ソフト開発では、各種業務システムなどの案件や、クラウドサービス分野が好調に推移した。一方、前期に発生したソフト開発プロジェクトの不採算案件において更なる工数見直しが発生したことなどにより利益が減少となった。
収納代行サービス事業の売上高は同2.0%減の120.23億円、営業利益は同4.6%減の13.00億円となった。主力の収納・集金代行サービスでは、引き続き地方自治体をはじめとした新規顧客の受注や稼働があったものの、既存顧客での取扱い件数の減少により、売上高が減収となった。送金サービスでは、「店頭対面型ウエスタンユニオン国際送金サービス WILL CALL」を2024年7月1日付けで事業譲渡を行い、すべての国際送金サービスを終了した。また、一部の仕入れ単価の上昇及び新たな収納代行サービスの環境整備を継続していることから、利益が減少した。
2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.3%増の657.00億円、営業利益が同3.4%増の41.00億円、経常利益が同2.5%増の41.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.2%増の27.90億円とする期初計画を据え置いている。
同日、2024年12月期の期末配当について、企業価値の向上と株主への利益還元をより一層強化するため、期末配当予想を20.00円増配し、1株当たり40.00円にすることを発表した。
《SI》