芦森工業が続急伸、自動車安全部品堅調で第1四半期営業利益は過去最高
芦森工業<3526>が続急伸している。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高175億2200万円(前年同期比17.8%増)、営業利益11億5400万円(同2.3倍)と増収増益となり、第1四半期として過去最高の営業利益となったことが好感されている。
円安効果と原材料費の市況変動分の一部を売価に転嫁した結果、主力の自動車安全部品事業でシートベルト関連、エアバッグ関連、内装品関連ともに売り上げを伸ばしたことが牽引した。また、パルテム関連(管路更生事業)が過去最高の受注水準となるなど機能製品事業も堅調だった。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高680億円(前期比0.6%減)、営業利益32億円(同14.8%減)の従来見通しを据え置いている。