ロシア軍の兵力不足露呈 動員令の観測浮上

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2024年8月13日 23時44分

ウクライナの戦地に送り込む兵士の不足が深刻化したロシアは、新兵への一時金を増額し、不人気だった動員令の繰り返しを避けようとしている。ただ、いまのところ、それがうまく行っている兆しはほぼ見られないという。ブルームバーグが伝えた。

ロシア大統領府と国防省に近い3人の関係者によると、同国軍の前線での損失は2022年2月の侵攻開始以降最高のペースで、それを補うだけの兵士を確保できていない。地方当局者は平均で、新兵調達ノルマの3分の1余りも達成できていないという。

この状況では、ロシアは新たな動員令を検討せざるを得なくなるかもしれない。前線の兵士を休ませるための交代制の措置として提示される可能性があり、年内にも発せられるかもしれないとしている

ロシア西部のクルスク州でウクライナ軍が目覚ましい進軍を遂げたことは、戦争が2年半に近づく中でロシアが直面する困難を浮き彫りにした。ウクライナ軍は今や1000キロ平方メートルに及ぶロシア領を支配し、攻撃作戦は続いていると、シルスキー総司令官がゼレンスキー大統領に12日遅く報告した。

ロシアはウクライナの東部と南部に数十万人の兵士を展開させているものの、戦闘はほぼ膠着状態で、死傷者は膨れ上がっている。侵入したウクライナ軍の撃退や国境の支配回復を速やかに果たせず、防衛を担当する予備部隊の欠如が露呈している。

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