建設技研は反落、24年12月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感
建設技術研究所<9621>は反落している。13日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を890億円から970億円(前期比4.2%増)へ、営業利益を84億円から96億円(同4.1%減)へ、純利益を61億円から69億円(同8.4%減)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
国内建設コンサルティング事業で、国土強靱化の推進などを背景に好調な受注環境が続いていることに加えて、業務単価の上昇や業務生産の効率化で業績が順調に推移していることが要因。また、海外建設コンサルティング事業でも業務が順調に進捗し、為替が想定よりも円安で推移していることも寄与する。
なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高507億4600万円(前年同期比6.6%増)、営業利益67億8900万円(同5.3%減)、純利益48億8300万円(同7.7%減)だった。