アシックスは朝安もプラスに浮上、上期は営業利益76%増で着地
アシックス<7936>は朝安スタートもその後プラスに転じている。13日の取引終了後、第2四半期累計(1~6月)連結決算を発表しており、営業利益が589億9600万円(前年同期比75.5%増)と大幅増益となったことを好感した買いが入っている。高付加価値製品への戦略的なシフトやチャネルミックスなどの良化に加えて、為替が円安で推移したことが寄与した。
売上高は3421億9900万円(同18.0%増)だった。北米や欧州を中心にランニングシューズが好調だったほか、北米や中華圏で競技スポーツ用シューズが伸長した。また、インバウンド売り上げが過去最高となった日本に加えて、中華圏、東南・南アジアで「オニツカタイガー」ブランドが大幅増収となった。
なお、24年12月期通期業績予想は、売上高6600億円(前期比15.7%増)、営業利益950億円(同75.2%増)の従来見通しを据え置いている。