【市場反応】米7月消費者物価指数は予想通りFRBの利下げを正当化、ドル売り限定的

市況
2024年8月14日 21時56分

米7月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%と、6月-0.1%から予想通りプラスに転じ4月来で最大の伸びとなった。前年比では+2.9%と、予想外に6月+3.0%から伸びが鈍化し、21年3月来で最低の伸び。連邦準備制度理事会(FRB)が注視しているエネルギーと食品を除いたコア指数は前月比+0.2%。6月+0.1%から伸びが拡大した。前年比では+3.2%と、予想通り6月+3.3%から鈍化し、21年3月来の低い伸びとなった。

前月比では伸び拡大も前年比では伸びが想定通り鈍化し、利下げを正当化する結果となった。ほぼ想定通りの結果を受けて米国債相場は売り買い交錯。10年債利回りは3.8031%へ低下後、3.8674%まで上昇した。

ドル売りは限定的。利益確定に買戻しが強まった。ドル・円は146円60銭から147円58銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1035ドルへ上昇後、1.1004ドルへ反落。ポンド・ドルは1.2860ドルへ上昇後、1.2830ドルまで反落した。

【経済指標】

・米・7月消費者物価指数:前年比+2.9%(予想:+3.0%、6月:+3.0%)

・米・7月消費者物価コア指数:前年比+3.2%(予想:+3.2%、6月:+3.3%)

・米・7月消費者物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、6月:-0.1%)

・米・7月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、6月:+0.1%)

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.